ども~~~! 平日バイクライターの miller beck です。
いきなりですが、みなさん岡山県津山市という街をご存じですか?
岡山県北部にある街なんですが、B’zの稲葉浩志さん、俳優のオダギリジョーさんの出身地でもあります。
そんな津山市でおもにライダーを対象としたイベント「Million Riders Stamp Rally(ミリオンライダーズスタンプラリー)」なるものが、2023年4月1日から6月25日まで開催されています。
そのスタンプラリーにカワサキ NINJA250R で参加してきました。
Contents
「Million Riders Stamp Rally」は山族ライダーズが主催
▼「Million Riders Stamp Rally」のWEBサイトはこちら
https://million-riders.com/
岡山県津山市を拠点として活動しているバイクYouTuberの「山族ライダーズ」が主催しているイベントです。
山族ライダーズはバイクで津山市の活性化を目指し活動しているチームです。
リーダーの「朝山すず」さんは津山市公認PR大使でもあります。ヤマハSR400などに乗っているんですよ。渋い!
「Million Riders Stamp Rally」は、つやま産業支援センターが後援していて、津山市の多くの事業者の方々も津山市を盛り上げるために協賛しています。
イベント内容は、岡山県津山市のチェックポイントに設置してある人気バイクYouTuberとのコラボスタンプを集めていくという、スタンプラリーです。
コラボした人気バイクYouTuberとは
・anti bcsc(アンチビクスク)
・ランページモンキー
・元教官ライダー おりきちゃんねる
・名古屋女子ライダー miisa
・茅ヶ崎みなみ
山族ライダーズを含め6組。
バイク乗りの方であれば、どなたかのYouTubeチャンネルを観たことがあるんじゃないでしょうか。
こちらの6組のフォロワー数を合わせると100万人(ミリオン)となることから、イベントの名称が「Million Riders Stamp Rally」となっています。
スタンプのデザインは今回のイベントのオリジナルなので、ファンの方にはたまらない演出ですね。
公式Webサイトには6組のバイクYouTuberがスタンプ設置場所を巡った動画のほか、スタンプ設置場所の駐輪場の説明動画もあるので参考にしてください。
ちなみに、津山市の活性化を目的としたイベントなので、バイクではなく車や公共交通機関でスタンプラリーをしてもOKです。
「Million Riders Stamp Rally」で津山市をめぐってみた!
津山市のいろんな場所に置いてあるスタンプラリーシートをゲットしてからラリースタートです。
シート設置場所とスタンプ設置場所は違うので気をつけてくださいね。
シート設置場所は公式WEBサイトを参照するとわかりやすいです。
6か所のスタンプ設置場所には、このようなポスターと一緒にスタンプが置いてあるので探してみてください。
スポットの中には、入場料が必要な施設があります。スタンプを押すだけなら入場料を支払う必要はありませんが、魅力的な施設ばかりなのでぜひ入場して楽しんでください。
では、ラリースタート!
道の駅「久米の里」
1つ目のスタンプ設置ポイントは道の駅「久米の里」です。
ここではガンダムが迎えてくれますよ。
ガンダムの前の駐車場が空いていたら、最高のアングルでバイクと一緒にガンダムが撮れますよ。映えスポット間違いなしです。
実はこのガンダム、中元正一さんという方が一人で制作されたそう。しかも動くんです!
油圧ジャッキが見えますね。そしてコックピットに人が乗れるんです!
動きや重さに耐えられるために、これだけ足が大きいんですね。
すねにはスピーカーも組み込まれています。すごい凝りようです。
そして道の駅でぜひ食べてほしいのが「かっぱクッキー」です。抹茶が濃くておいしいですよ。
津山地域ではかっぱ伝説が残っており、かっぱのことを「ごんご」と言います。津山市内循環バスは「ごんごバス」という名称になっているんですよ。
道の駅「久米の里」では岡山の人気モトブロガー「anti bcsc(アンチビクスク)」のスタンプがゲットできます。クールなデザインです。
鶴山(かくざん)公園
2つ目のスタンプ設置ポイントは「鶴山(かくざん)公園」です。
津山市のシンボル的存在の津山城跡。入場料は310円です。
駐車場は公園前にある「津山観光センター」が無料で駐輪できます。
2006年に「備中櫓」が再建されています。桜の名所で「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
明治6年の廃城令でお城はありませんが、登ってみるとそこは「石の要塞」でした。
綺麗に複雑に積み上げられた石は芸術的なバランスです。
石垣のどこかにこんなハート型の石が組み込まれていますよ。探検してぜひ見つけてくださいね。
最上段からは津山市が一望できます。
ぐるっと一周できるので、歩きながらいろんな津山の街の顔が楽しめます。
展望ベンチも設置されていてゆっくり鑑賞できるようになっています。
津山洋学資料館
3つ目のスタンプ設置ポイントは「津山洋学資料館」です。
無料駐車場完備で入館料は310円です。
解体新書の実物などが展示されています。幕末の開国で日本に入ってきた「洋学(蘭学)」、特に西洋医学と自然科学を津山市から日本に広めた「宇田川玄随(げんずい)」「宇田川玄真(げんしん)」「宇田川榕菴(ようあん)」の功績を中心に紹介している資料館です。
功績の中で興味深いエピソードを1つ紹介すると、宇田川榕菴は「細胞」「繊維」「酸素」「水素」「温度」「圧力」など数多くの医学や化学用語を作った人なんです。
そしてコーヒーに「珈琲」という漢字を当てた人でもあります。
「珈」は女性の頭につける花かんざしの「玉飾り」を表す漢字です。「琲」はかんざしの玉をつなぐ「紐」の意味があります。
コーヒーの実は赤い小さな実が連なっていることから、その様子を表す2文字を当てたんです。
そして当時は「カヒー」と発音していたので、「珈」の字の右側の「加」と「琲」の字の右側の「非」の読み方は「か」と「ひ」ですよね。読み方まで考えぬかれた2文字。すごい!
これを知ったときには、うなってしまいましたね。
館内は撮影禁止ですが、駐車場には洋学者の銅像が並んでいます。バイクと一緒に写真が撮れますよ。
「津山洋学資料館」は鶴山公園の東側にある「城東町並み保存地区」にあります。
江戸時代が感じられるような趣がある建物が保存されていて、バイクでゆっくり走っても、歩いても最高の時間になると思いますよ。
津山まなびの鉄道館
4つ目のスタンプ設置ポイントは「津山まなびの鉄道館」です。
無料駐車場完備で入館料310円です。
津山は旧出雲街道の宿場町のひとつで、昔から岡山県北の交通の要所でした。
現在も鉄道はJR津山線、JR姫新線、JR因美線の3路線が乗り入れます。
そんな津山駅の近くに、津山まなびの鉄道館があります。
昔は主要駅には転車台が設置されていました。車庫から出てきた機関車を回転させて方向転換させる設備が転車台です。目の前で細かな部分まで見ることができます。
旧津山扇形機関車庫がとっても迫力があります。
「デゴイチ」の愛称で有名な「D51形蒸気機関車」など大活躍した車両が目の前でじっくり見ることができますよ。
津山市街地を再現したジオラマや、さまざまな資料も展示されています。鉄道好きな人にはたまらない場所でしょう。
美作国分寺
5つ目のスタンプ設置ポイントは「美作国分寺」という寺院です。
バイクはお寺の前の砂利駐輪場に停めてください。入り口の門にはスタンプラリーのポスターが貼られていますね。
奈良時代に聖武天皇により日本各地に建立された国分寺の美作国国分寺の後継寺院にあたり、本尊は薬師如来です。
境内はとっても落ち着きのある静かな空間が広がっていました。これまで走ってきた疲れが癒されます。
写真左下にあるのが、人間の都合で害獣として駆除された猪の皮で作られたキーホルダーです。しかもご住職が猪の供養と安全祈願もしてくださっているキーホルダーだそう。
境内には「大正十年在青島 日独戦役記念」と刻まれた大きな砲弾が置かれています。貴重な資料ですね。
美作国分寺(寺院)公式ホームページにはご住職さんの家系図やブログもあって、とっても親しみやすいと感じます。
女性のご住職さんでしかもバイク乗りだそうです。
マルイ ウエストランド店
6つ目のスタンプ設置ポイントは「マルイ ウエストランド店」です。
ウエストランド? そうなんです。М1グランプリ2022 で優勝したウエストランドのお二人も津山市出身で、コンビ名はここからきているそうですよ。
ここには6つ目のスタンプ押すだけでなく、今回のイベントのオリジナルグッズや津山市のお土産を販売している限定オープンショップ「Million」にもぜひ。
入り口には山族ライダーズが乗っているバイクが置いてありますよ。
ただし、「Million」はイベント開催期間中(6月25日まで)の土日祝日のみオープンです(10時~17時、雨天時要確認)。 他の5つのスタンプスポットは定休日以外、スタンプを押すことができます。
「Million」オープン日は公式WEBサイトで確認してくださいね。
ここには山族ライダーズが常駐していて、日によってはコラボしたバイクYouTuberの誰かがゲストで待っていてくれることもありますよ。
応援しているバイクYouTuberと記念写真が撮れたり、直接お話しできるかもしれません。
ラリースタンプは6個のうち3個集めたら、SNS(インスタグラム、ツイッター)で3個のスタンプを押したシートの写真に 「#つやまライダーズ」と推しのバイクYouTuberのハッシュタグ をつけて投稿しましょう。
抽選で推しのバイクYouTuberのサイン入り豪華賞品が当たるかも?
6個のスタンプはイベントオリジナルデザインなので、ぜひ津山市に来てゲットしてください。
今回のルートはこちらです。
おわりに
「バイクには、未来を良くする力がある」
この言葉に強く惹かれてイベントに参加しました。
津山には観光スポットも多く、気持ちのいいツーリングロードもたくさんありますし、ホルモンうどんなどのご当地グルメもおいしいです。
ラリーを巡りながら、協賛しているお店の方から声をかけてもらうこともありました。
とっても親切な元気な方々ばかりで、街全体で津山市を盛り上げようとしている熱い想いが伝わってくるようでした。
バイク乗りの方も、そうでない方も魅力いっぱいの岡山県津山市をぜひ訪れてみてください。
バイクで地域活性化に参加してみませんか?