広島県尾道市から愛媛県今治市まで、瀬戸内海を縦断し全長約60kmにわたる、しまなみ海道(正式名称:瀬戸内しまなみ海道)。
しまなみ海道の中で一番南にある来島海峡大橋は、大島と今治市本土、約4.1kmを3つの吊橋で結んでいます。
大島と今治市本土の間、来島海峡大橋の中間にあるのが「馬島(うましま)」です。
面積は約0.5平方km、人口は約10人といわれている小さな島。
馬島I.Cが設置されているものの、島民以外の一般の自動車は上陸することができません。
しかし、原付バイク・自転車・徒歩であれば、来島海峡大橋の料金所付近にあるエレベーターから上陸することができます。
橋の真ん中よりも少し四国側。原付道の料金所、写真右手にエレベーターの入口があります。
ふつうのエレベーターよりも少し大きいエレベーターです。
果たして原付バイクと一緒に乗ることができるのでしょうか。
橋の通行料金は、大島から馬島で100円、馬島から今治市本土で100円となっています。(馬島をパスする場合は200円を支払います。)
料金投入箱がエレベーター付近にもあるので、馬島に上陸する場合はここで100円を支払うといいでしょう。
原付バイクはエンジンを止めてエレベーターに載せます。
エンジンを止めて、エレベーターのボタンを押して召喚。
扉がオープンしました!
中は広々。原付バイク2台は入るでしょうか?
エレベーターの中の「地上階」ボタンを押すと、エレベーターが動き出しました!
まさかのオーシャンビュー!
絶景エレベーターです。
馬島に上陸しました。
右手の縦長の窓が、エレベーターが行き来している箇所です。
来島海峡大橋がドドーンと迫力満点。
島を散策しようと思いましたが、あちこちに「関係車両のみ通行可」の看板があり、あまり観光客が走れる道はありませんでした。
港があり、エレベーターだけでなく船でも上陸できるようです。
港の少し先に行くと、橋の真下で撮影できる場所がありました。
港の近くには、グランピングができる宿「GLAMPROOKしまなみ」があります。
このあたりからの風景が素晴らしかったです。
海峡にはたくさんの船が行き来していました。
「GLAMPROOKしまなみ」の先には、馬島神社があります。
神社のすぐ向こうには灯台が見えました。
小さな島ですが、暮らしの気配が確かに感じられます。
公民館もありました。
電気開通の記念碑も。
船を眺めながらのんびり過ごせる島です。
島民の方の迷惑にならないように、静かに上陸し、散策してみてください。
関連記事:原付の聖地「しまなみ海道」原付道の走り方を徹底解説【広島・愛媛】