こんにちは、平日バイクライターのwa-koです。
寒いけど温泉ツーリングはどうでしょうか?
大阪にある唯一の村、千早赤阪村を抜けて、奈良で一番大きな村、十津川村にある温泉を目指し、黄色いホンダスーパーカブ110の私と白色のホンダPCX125の夫、夫婦でツーリングへ出かけました。
今回、目指すのは上湯温泉 川原の湯。川辺で露天風呂が楽しめる、ワイルドな温泉です。
冬季、朝の山道は凍結してる可能性があるので、ゆっくりとお昼前に出発しました。
五条市から道の駅 吉野路大塔へ向かう道の端には雪が積もっていました。
今回のルートでは、この辺りが一番冷え込むようです。
国道168号を南下していきます。
谷瀬の吊橋(長さ297m 高さ54mの生活用としては日本一の吊り橋!)を過ぎて、足湯のある道の駅十津川郷も過ぎて、どんどん進みます。
十津川村は、奈良と和歌山と三重の県境に隣接している大きな村なので、南側まで来ると寒さも少しやわらいだ気がします。
十津川と上湯川が分岐する赤いアーチの橋の手前を右折して県道735号を走ります。
この柳本橋という吊り橋を渡ると、熊野古道小辺路(くまのこどうこへじ)を歩いて果無集落(はてなししゅうらく)へと行けます。
その少し先には野猿(やえん)と呼ばれる、十津川村特有の人力ロープウェイがあります。
両岸から川の上に張ったワイヤーロープで吊り下げられた「やかた」に乗り、自力で引き綱を
たぐり寄せて進みます。
最初は楽ちんなんですが川の真ん中まで来るとたるんでしまうので、行くのも戻るのも結構、力が必要です。
今は、観光用になってますが、その昔は、村人の対岸に渡るための大事な交通手段だったのだとか。
野猿を過ぎると道が荒れて少し狭くなってきます。
しばらく行くと上湯温泉のノボリが見えてくるので、そこを左折して川の方に下っていきます。
かなり鋭角に曲がるので慎重に下りましょう。
正面に受付があり右側が駐車場になっていますが、バイクは左側の川と反対側に一列に並べるようになっていました。
源泉かけ流し 上湯温泉 川原の湯 500円。
享保年間に里人が見つけたといわれる大自然の中の秘湯です。
男湯は簾の向こう側で川の横に湯船があり、川に下りる事も出来るようです。
女湯は石段を上がったところに洞窟のような感じになってました。
カランもシャワーも無く、男湯は屋根もなく、女湯は窓ではない枠だけで、実にワイルドです!
タイミング良く誰も居なかったので写真を撮って、女湯から外の景色を(男湯を)覗いてみました。
はい! 丸見えです(笑)
泉質はというと、つるつるのお湯で気持ちよかったです。
入浴していると名古屋からのご夫婦が来られ、奥さまに「男湯の雰囲気が素敵なので一緒に行こう」とめっちゃ誘われましたが丁寧にお断りさせていただきました(笑)
帰り道、日没にはまだ時間があるのですが、山が深いため道が影ってくると凍結が心配なので
、影に追われるように走りました。
ここまで来れば安心!と吉野川の河川敷で少し休憩して帰路につきました。
2011年の紀伊半島大水害で、上湯温泉も流されてしまったのですが、2017年7月に復活したようです。
数々の自然災害で道路が寸断されたり道が狭くて行き違いするのも大変な箇所が多かった国道168号もどんどん修復、改良されて走りやすくなってきました。
十津川村には素朴な公衆浴場がほかにもあるので温泉巡りツーリングもおすすめです。