こんにちは、平日バイクライターのwa-koです。
11月の中旬に往復フェリー、現地日帰りで、秋の阿蘇を満喫してきました。
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ルートとフェリー情報
今回利用したのは、フェリーさんふらわあの「弾丸フェリー® 割引」。
全国旅行支援を利用したので乗船運賃の40%割引+クーポン平日3,000円が往復分と、お得にツーリング出来ました。
19時頃、大阪 南港から大分 別府港へ出航。
フェリーでは、大分県のクーポンが使えたので、さっそく船内のレストランで夕食バイキング!
種類も豊富でデザートやドリンクも充実。食べ過ぎてしまいました。
朝、7時前に別府港に着岸しました。バイクは、最後に下船です。
天気は晴れ。朝の冷たい空気の中、硫黄の香りを感じながら湯けむり立ちのぼる大分 別府の町を走り出します。
今回のメンバーはヤマハ マジェスティS155さんと、水色のホンダ クロスカブ110さん。
私の愛車は、黄色いホンダ スーパーカブ110です。
今回は、別府から阿蘇に向かう定番ルートに、紅葉スポットを組み込んで走ります。
別府港から九酔渓、九重夢大吊橋へ
朝日に照らされた由布岳を見てテンションアップ!
狭霧台から湯布院へ抜け、水分峠でやまなみハイウェイからそれ、国道210号で九酔渓(きゅうすいけい)を目指します。
九酔渓は、玖珠川流域の両岸約2kmにわたり、断崖絶壁がそそり立つ紅葉の名所。
「十三曲がり」と呼ばれる、急な坂道のヘアピンカーブをぐんぐんのぼっていきます。
朝露で塗れた路面にドキドキ。
赤い下駄が印象的です。少し紅葉のピークは過ぎた感じではありましたが、絶景でした。
その横には「天狗の滝」があり、天然岩清水「願いの水」も湧き出ています。
湧き水が大好きなのでおいしくいただきました。
ここから、5分ほど移動して「九重(くじゅう)夢大吊橋」へ。
九酔渓の標高777mに架かる、長さ390m 高さ173mの吊り橋。人が渡る吊り橋としては日本一のようです。
入場料は500円です。
日があたると、紅葉が綺麗で「日本の滝百選」にも選ばれた、「震動の滝・雄滝」や「雌滝」を見ることもできます。
ぐるっとくじゅう周遊道路から、あまがたに渓谷へ。
こちらは紅葉が終わってましたが、横にある「九重の名水」辺りがまだまだいい感じでした。
そして、ススキが圧巻の泉水グリーンロードへ。
長者原にあったガソリンスタンドが閉業していたので、やまなみハイウェイを走り、三愛レストハウスの横にあるガソリンスタンドで給油です。
カブはタンクが小さいので早めの給油を心がけています。
阿蘇の名物をいただき、大観峰へ
朝から紅葉をもとめて走りまわっていたのでお腹がすいてきた私たち。
産山村の「正」でランチです。肉の直売所なのでイートインスペースは3席ですが、タイミング良く入れました。
おすすめの「あか牛ステーキ重」(2,300円)を大奮発して注文。
柔らかくて美味しいお肉がびっしりと詰まったステーキ重は、ほんとにおすすめです。
雄大な牧草地帯の中を走るミルクロードから大観峰(だいかんぼう)へ。
この辺りもススキが秋の雰囲気です。そして、台地の上を走ってる感じが好きです。
大観峰は、阿蘇外輪山の最高峰にあたる阿蘇のカルデラを一望できる場所で、ここから阿蘇五岳を眺めると、お釈迦様の寝姿に見えることから「涅槃像」と呼ばれるスポットです。
ここから国道212号で一気に阿蘇の町へ下ります。
下っていく景色も素晴らしすぎて脇見注意。
下りきると次は阿蘇山を目指して上っていきます。
途中、コロンと可愛い古墳みたいな山、米塚。
草千里展望台で雄大な草千里ヶ浜や阿蘇の山々を眺めていると、中岳火口に向かう道に車が走ってるのが見えました。
2021年10月の噴火以降、立ち入り禁止になっていた場所なのですが・・・。
これは! 行くしかない!
急遽、立ち寄ることにしました。
11/9(水)から阿蘇山の中岳火口見学が再開!
阿蘇山公園有料道路。料金所で単車(小型、軽二、原付)は200円を払います。
今年(2022年)11/9(水)から、中岳火口見学が再開してました。
ナイスタイミングです!
有毒な火山ガスが発生するため、風向きで規制がかかります。
向かう前に「阿蘇火山火口規制情報」でチェックしてくださいね。
モクモクと湧き出る白い湯気? 有毒ガス?
風に流されて湧き上がってくるようで見ていて飽きません。
新しい丸い建物がたくさんありました。
これらは万が一の噴火の際に逃げ込む退避壕(たいひごう)。噴出物から身を守るための避難小屋だそうです。
中にはヘルメットとガスマスクが用意してありました。
荒々しい砂の景色が、違う惑星みたいな砂千里ヶ浜。
まさか、火口見学できると思ってなかったので予想以上に時間を使ってしまいました。
さぁ! 大分に向かって走ります。
東洋のナイアガラ「原尻の滝」に立ち寄り別府港へ
阿蘇パノラマラインから南阿蘇へ抜けて、阿蘇五岳を回り込むようなルートで高森町から竹田方面へ。
あれ? どうも道を間違えたようで、舗装はされてますが林道のようです。
すれ違う車もなく、森林の中を走っていくと熊本県と大分県の県境の交差点「県境十字路」に出ました。
ホッ! 道が急にひらけて走りやすくなりました。
最後の目的地は、東洋のナイアガラ「原尻の滝」!
大分県豊後大野市にある「原尻の滝」は幅120メートル、高さ20メートル。
河原に降りる道や滝を正面から見れる吊り橋も。素敵な癒しスポットでした。
滝の上に道があるので走ってみました。
秋の日差しがオレンジ色に輝いて、マイナスイオンをたっぷり浴びて、リフレッシュ完了!
帰り道は紅葉も綺麗でうっすら茜色に染まる山々や、夕暮れの別府湾が何とも言えないくらい美しくて。
時間が無いので心のシャッターだけにして、急ぎます。
17:30、無事に別府港へ到着。乗船できました。
朝から10時間半、めっちゃ、走りました。
距離にすると260kmほどですが、本当に中身の濃い1日でした。
何度も走りに行きたくなる九州。
今回は行きたいところだらけで予定を詰め込みすぎたので、次はゆっくりのんびり走りたいと思います。
みなさんも、無理のない計画で四季折々の阿蘇を楽しんでくださいね。
フェリーさんふらわあの大分別府~大阪南港 航路は、来春には新造船になるそうです。そちらも楽しみですね。
※詳しくはフェリーさんふらわぁの公式WEBサイトをご覧ください。
フェリーさんふらわぁについてはこちら
https://www.ferry-sunflower.co.jp/