石畳のある国道「暗峠(くらがりとうげ)」を越えて原付3台で奈良散歩

初めまして、平日バイク・ライターのwa-koです。

まだまだ、暑さの残る9月の終わりに、関西屈指の激坂と呼ばれる「暗峠(くらがりとうげ)」を越えて奈良へ「女史ツー」してきました。

暗峠とは大阪と奈良の境にある生駒山の山頂近くにあり、大阪の東大阪と奈良の生駒を結ぶ、最短ルートのひとつ。

「暗越奈良街道」という古道です。

江戸時代には、お伊勢参りが盛んで旅人も多く、宿や茶屋でにぎわっていたそう。

名前の由来は、木が茂っていて昼でも暗かったからとか、馬の鞍(くら)もひっくり返るくらい急な坂「くらがえり坂」からとか、諸説あるようです。

暗峠に行く国道のすぐ横に東大阪のパワースポット「枚岡神社(ひらおかじんじゃ)」が
あるのでお参りしました。

境内にはなで鹿(神鹿)と呼ばれる狛鹿があり、旅行安全などを祈願して撫でると、ご利益があるそうなので、しっかり! なでなで!

気持ちもシャンとしたところで出発です。

今回のメンバーは、バイク友達の赤リードさんと、その友達の紺リードさんです。

紺リードさんとは初meetでしたが、すぐに意気投合して楽しく走ってきました。

私の愛車は黄色いホンダ スーパーカブです。

コンクリートに輪っかの溝がある急坂を、山登りを楽しむ人や、時おり出没するトラップ(幅の広い水抜きの溝!)に気をつけて、

そして、対向車が来ないことを祈りながら(←これ、大事!)進みます。

最大斜度 約40%という狭い道。転がってしまいそうな気分になりながら走ります。

県境に差し掛かると、足元が石畳に変わるのでハンドルを取られないようにゆっくりと。

県境には目印になる石碑があり、その横には、無人販売の「くらがり峠のたまご」が売っていたので、興味津々!

買ってみました。

6個入り 450円(税込)

割れないようにタオルに包んで持ち帰り、翌日、卵かけご飯にして食べました。

有精自然卵は、黄身がうすい黄色をしていて美味しかったです。

奈良側は大阪側に比べると、幾分、緩やかに感じます。

峠の生駒側には、自然を生かした眺望の良いカフェなどがあります。

この日は天気が良く、山の上は風も心地良かったので、アウトドアな気分でご飯が食べれるスリランカ料理のお店「森のレストランラッキーガーデン」へ。

スパイシーなドライカレーを食べました。

そして、道を挟んだところにある「60珈琲(ロクマルコーヒー)」。

タイミング良く営業してたので食後の珈琲はこちらで。

生駒山の中腹を移動していきます。

聖天(しょうてん)さんの愛称で親しまれる宝山寺の参道を横切る階段の途中の道や、ノスタルジックな観光灯がありました。

暗越奈良街道に戻り、南生駒へと下ります。

30分ほど走ると大和川にかかる潜水橋がありますよ。

通行の邪魔にならない様に車が来ないタイミングでサッと撮影して移動です!

そして、ここから10分ほど走ると田んぼの真ん中に巨大な何かが!

見学されてる方がいますね!

と思ったら案山子でした(笑)

安堵町 案山子公園です。

高さ12mの聖徳太子像のオブジェ案山子さんは法隆寺の方向を向いておられました。

よく見るとハイビスカス柄がアロハシャツにも見えるおしゃれさんでした。

この案山子公園のすぐに近くに世界遺産の法隆寺があります。

五重塔や世界最古の木造建築群など見どころたくさんなので、そちらとあわせて奈良を散策してみてはいかがでしょうか。