ミスターカブと話そう走ろう会 in 寄島ぷらっとHome レポート

こちらのWEBメディア「平日バイク」を運営しているこばんです。

5/28(日)9時~11時、「ミスターカブと話そう走ろう会」を、私が暮らす岡山県浅口市で開催したのでレポートしますね。

Mr.カブに、今回の旅のこと、カブが好きになったきっかけ、アメリカでのカブライフなど、同じカブ乗りとして気になることをいろいろ聞いちゃいました!

Contents

ミスターカブ(Mr.カブ)って?

テレビ東京の番組「YOUは何しに日本へ?」に出演したことで話題になった、アメリカ在住のネイサン・コネリー(Nathan Connelly)さん。

カブが大好きなことから、Mr.カブ(ミスターカブ)と呼ばれています。

番組「YOUは何しに日本へ?」は、空港にやってきた外国人の方に「YOUは何しに日本へ?」と尋ね、日本での旅や暮らしに密着取材するという番組です。

Mr.カブは、番組のインタビューに「日本をカブに乗って旅する予定」と返答し、密着取材が行われ、その旅の様子が放映されました。

以降、日本でのカブ旅が複数回、放送されており、番組の中でも人気シリーズになっているようです。

番組の様子はこちら→祝200回!!魂の1時間スペシャル!!~【Mr.カブ ミラクル連発の大冒険!!】~

今回、Mr.カブは2019年春以来、コロナ禍を経て4年ぶりの来日。

2019年春、九州ツーリングを楽しんだMr.カブは、東京までの道中、愛車「カブちゃん」の故郷、岡山県倉敷市に立ち寄っています。

その際、倉敷市の近くで暮らしている私に声をかけてくれて、30分だけ一緒に走ることができました。

2019年春

そのときのブログ→Mr.カブと!

今回も、カブちゃんの故郷、岡山県倉敷市に立ち寄るということで、みんなで話を聞き、一緒に走る会を開催することにしたのです。

Mr.カブも「ぜひ!楽しみです!」と快諾してくれて実現しました。

会場は寄島ぷらっとHome

会場となる寄島ぷらっとHomeは、2021年11月にオープンしたシェアスペースです。

目の前には穏やかな瀬戸内海が見渡せる絶好のロケーション。(Mr.カブも感動していました!)

「横内畳店」という看板がでているとおり、もともとは畳店でした。

東京にお住まいのオーナーさんが「まちの賑わいづくりに一役買えるなら」というご厚意もあり、畳店からシェアスペースへと姿を変えて、人が集う場になりました。

運営している一般社団法人moko’aは、浅口市のまちおこしを支援している団体です。

ミスターカブと話そう走ろう会の様子

ようこそ寄島へ!

朝9時。会場には10人が集合。ほとんどがライダーで、この日もカブで来たという方がほとんど。

岡山市や吉備中央町、福山市といったちょっと遠方から来られた方のほか、寄島在住の方も。

Mr.カブも、現地まで来てくれました。

「後ろにスクールバスみたいな車がいるな~」と思っていたら、なんとテレビ東京の取材チームの同行!

そしてなんと、「カブちゃん」の元オーナー、森永さんご夫妻も来てくださいました!

右手奥の和室にいるのが森永さんご夫婦

サプライズがいっぱいです。

Mr.カブにインタビュー!

サプライズのおかげで、取材同行の通訳さんにMr.カブの言葉をかなり精度高く訳してもらうことができました。

みんなでMr.カブの話を聞きましたよ。

「今回の旅のルートは?」

「ふだん、カブちゃんは東京でテレビスタッフの方がメンテナンスをしてくれています。

なので東京から出発して、松本、名古屋、三重、奈良、和歌山から船で四国に渡って、徳島、高知、四国カルスト、しまなみ海道、そして岡山にたどり着きました。

これから京都に立ち寄って名古屋から船で仙台、そして北海道にも行ってきます」

「アメリカではどんなカブライフを送ってるの?」

「1983年製のC70と、ハンターカブCT125の2台を所有してます。

アメリカは広いけれど、街と街の間が遠すぎるので、カブで走るのには向かないです。

やはり日本を走る方が楽しいですね。

ふだんはオフロードのような使い方で楽しむことが多いです。

アメリカではたしか1983年~2019年、カブは輸入販売されていなくて。

オートバイを個人で輸入するのは難しいので、アメリカにカブファンはそんなにいないです」

そんな中、カブが好きになったきっかけは?

「18歳のとき、物々交換でスズキGS1000Lという大きなバイクを手に入れました。

すごいスピードが出るけれど、メンテナンスを自分でやって、ブレーキがうまく作動しないなどの危険がありました。

19歳のとき(2006年)に、1981年製のカブに出会い、タフであること、小さくてメンテナンスしやすいことから、大好きになりました。

これがカブへの恋の始まりです!」

カブや日本でのカブ旅、どんなところが好き?

「なんといってもカブは頑丈、自分よりも年上でこんなに走れるなんてすごいです。

そして、なんともいえないかわいさがありますね。

日本は、自然豊かでいろいろな風景があり、ちょうどいい広さで、カブで走るのにぴったりです。

そのあたりの細い道を進んで、絶景に巡り合えることもあります。

高速道路だと仕切りでさえぎられていますが、カブだとその街の風景を眺めながら旅ができる点も好きです。

何より、日本人の方はとても親切にしてくれますよね。人と人との繋がりが生まれやすいです。

日本が大好きです」

カブのガスタンクは4L程度だけど、ガソリンはどうしてるの?

「残り100km走れるくらいのところでガソリンスタンドをチェックはしています。

でも、一度だけ、広島の山の中で、ガス欠してしまったことがあるんです。

どうしよう、と思っていたら、葬儀場でお葬式が行われていて、たくさんの方がおられて。

その中にガソリンを持っている方がいて、ガソリンを分けてもらったという思い出があります」

本田宗一郎さんのことは知っていますか?

「とても詳しいわけではないけれど、基本的なことは知っています。マインドの部分で刺激になっています。

TTレースが本当にすごいですね」

あちこち走るのに荷物はそれだけなの? 背が高いけど、カブは小さすぎない?

「今日は荷物を置いてきたから、バッグが小さいけれど、ふだんはたくさん入っています。キャンプもするので。(それでも荷物がコンパクトですごい!という声)

身長は191cmなので、足を開いて乗らないといけません。

おしりが痛くなるので、クッションをつけています。

それもあって、走る距離は1日150kmくらいまでにするようにしています。

長距離ツーリングのときは、1日滞在して温泉に行くなど、ゆっくり過ごすこともありますよ」

Mr.カブと走ろう!

Mr.カブの本業はデザイナーらしく、長期休暇を利用して、日本にツーリングに来ているそうです。

サイン会では、ミスターカブのイラストがかわいいと話題になりました!

みんなでわいわい交流を楽しんだあとは、記念撮影をして、寄島を走ります。

原付バイクがずらりと勢ぞろいした駐車場。

寄島のシンボル「三ツ山」の前でも記念撮影をしました。

あっという間にタイムリミットの11時となり、予定していたところ全てには行けずでしたが、倉敷市へ戻るMr.カブをみんなでお見送りしました。

ありがとう、Mr.カブ!

おわりに

「カブでの旅は日本だからこそ楽しい。カブだからこそ見れる風景がある」という話が印象的でした。

私は外国をバイクで走ったことはないですが、カブだからこそ見れる風景があるということは、日頃からまったく同じように感じているからです。

リアルな日本を旅する手段として、カブほど最適な乗り物はないのではないでしょうか。

パワフルに旅するMr.カブは、これから東北・北海道へ、カブちゃんと赴くそうです。

最高の休暇になりますように!

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ABOUT US
こばん
大阪府出身、岡山県浅口市在住。カブで旅するフォトライター。愛車は空色スーパーカブ「ソラコ」。ゆったり、まったり「無理しないひとり旅」がモットー。