昔から愛されてきたカブに心惹かれた27歳 ~平日バイクライター紹介 ルアン110~

平日バイクライター最年少・27歳のルアン110さんを紹介します。

バイク歴は約1年。ホンダ スーパーカブ110に乗る女性ライダーです。

話を聞いてみると、もともとバイクに強い憧れがあったというわけではなさそう。

どうしてスーパーカブ110を愛車に? なぜ平日バイクライターに?

ルアン110さんに話を聞きました。

ルアン110さんについて

福岡県在住、東京都出身。夢は全都道府県旅行すること、家を動物屋敷にすること。趣味は路上観察。黄色のスーパーカブ110が相棒。
インスタグラム

佐賀インターナショナルバルーンフェスタのホンダトライアルバイクショーへ行ってきた!

Contents

ルアン110さんとスーパーカブ110との出会い

ルアン110さんは、現在、福岡県在住。

2022年3月までは、広島県福山市で3年ほど暮らしていました。

生まれは千葉で、北海道、長く暮らした東京、神奈川、三重など、様々な土地で暮らしてきた経験があります。

スーパーカブ110を迎えるまでは、通勤や生活の足は電車と自転車でした。

けれど、冬は雪の影響でよく電車が運休になるし、本数があるわけではなくなかなか不便。

車の購入も考えましたが、古くてレトロなものが好きなルアン110さん。ミゼット(オート三輪)なんかいいなと思うものの、現実的には難しく「妥協で愛車を買うのもなぁ」と感じていました。

郵便ポストやマルシン出前機などが子どもの頃から好きで、昔から大きく形が変わらず今も愛されるいわゆる「大衆バイク」カブの見た目も、「カブ」という名前さえ知らない頃から好きでした。

原付バイクは30km/h速度制限があるものだと思っていましたが、原付二種(51~125cc)であれば車と同じスピードで走っても問題ないと知り、視野に入れるようになります。

ホンダ ダックス、ホンダ エイプなど、ほかの原付バイクについて調べたものの、やはりスーパーカブ110に心惹かれました。

新車で購入し、小型二輪の免許を取るちょっと前、2021年11月に無事に納車となりました。

JA44 イエローのスーパーカブ110。これまでの橙寄りの黄色よりも明るく爽やかなカラー。

「どうしてもこの黄色がいい」と購入を決意。人気につき品薄で、群馬のバイク屋から取り寄せて購入したといいます。

ルアン110さんのバイクライフ

20代女性のルアン110さんが「カブを購入した」と話すと、職場の人たちは驚いたそう。

けれど実際に黄色のおしゃれな車体を見ると「確かにこれはかわいい!」と話題になりました。

通勤は自転車からスーパーカブ110となり、快適さが段違いに変わりました。

大荷物で大変だった自転車での買い出しも、スーパーカブ110に箱をつけて、ラクラクに!

購入から約4ヶ月を、福山市で過ごしました。冬だったということもあり、通勤でメインに使用。

ツーリングの思い出を聞くと「私、府中焼(府中市エリアで食べることができるローカルお好み焼き)が大好きで。それを食べによく出かけていました」と話します。

2022年4月に福岡県へ引っ越してきてからは、「都会の道は車線変更が大変だし、駐輪場があまりなく、結局電車より移動の時間がかかることも多いんです。カブは普段使いしなくなりました」とのこと。

近所をぷらっと走ってみたり、糸島まで足をのばしたり。

「気が向いたときに、行ける距離乗る」という楽しみ方になっています。

それでも、2週間に1回は乗っているのだとか。

腕時計を付けて、スマホスタンドを装着し、ナビを頼りに運転しています。

走行距離は現在1,600km。まだまだ思い出が作れそうなスーパーカブ110。

「東京の実家にある、自分が使っていたランドセルをつけたいんですよね」

「冷え性だからグリップヒーターはついてるのですが、かわいいハンドルカバーを見つけたからそれもつけたい!」

「鳩が好きなので、どこかに取り入れたいです」

これからもどんどん愛着がわく一台になってきそうです。

文章を書くことが好き! ライター活動への意気込み

なぜ平日バイクライターに応募したかというと、文章を書くことが大好きだから。

昔、小説を書いていたこともあるそう。中学1年生のときにブログを始め、日記のように高校生・大学生くらいまで更新を続けていたといいます。

小学生のときはいまいちだった国語の成績も、ブログを書くようになってから、得意科目になったのだとか。

高校3年生のときに、コンテストの募集締切当日の朝に書いて送った「夢」をテーマに書いた作文が受賞。大学受験の小論文の模試も、赤ペンは入らず。

これまで機会はなかなかありませんでしたが、文章を書く仕事がしてみたいというのが、ルアン110さんの夢でした。

平日バイクライターの募集を見て、「未経験でもOK」「バイクにも乗ってる!」ということで、一歩踏み出したルアン110さん。

【ライダーライター募集】バイクツーリングやカスタムについて記事を書きませんか?※募集は終了しています

毎日のようにバイクに乗るわけでもなく、バイク歴は1年でツーリングの経験が少ないため、「書くネタ」のストックが不安だったといいます。

でも、「黄色いカブに乗っていると、すごく話しかけられるんです。これってカブあるあるなのかなと。そんなゆかいなことを記事にしたり、バイク初心者だからこそ書ける記事もあると思ってます。バイクの購入の話とか、乗り方の話とか」と話します。

ルアン110さんのインスタグラム「路上観察er」には、行く先々で見つけた、つっこみどころがある路上の看板、園芸などが並びます。

日々の日常から、おもしろさ、芸術性を見出す力が、きっとライター活動をする中でも生きてくるでしょう。

取材を終えて

バイクに乗っているからこそ、自ら一歩を踏み出す勇気が出て、叶うことになったルアン110さんの夢、ライター。

バイクとの付き合い方は人それぞれで、バイクが豊かにする人生模様もまた、人それぞれだと実感します。

これこそが、平日バイクで伝えていきたい世界観です。

今後もバイクとさまざまな距離感で付き合う人を紹介していく予定です。

さっそく、ほかのライター仲間のインタビュー記事も手掛けているルアン110さん。

今後、公開となる記事をお楽しみに!

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ABOUT US
こばん
大阪府出身、岡山県浅口市在住。カブで旅するフォトライター。愛車は空色スーパーカブ「ソラコ」。ゆったり、まったり「無理しないひとり旅」がモットー。