前回はバイクのメンテナンスでとても重要な3つの内、チェーンについてお話ししました。
チェーンメンテナンスレポート!春本番に向けて愛車をメンテナンス
今回はタイヤについて話していこうかと思います。
タイヤは、バイクだけではなく車や飛行機、自転車、農作業重機など、陸地を走る乗り物には必ずついていますよね。
悪い(古い)タイヤを履いていると、乗り物の性能を悪くするだけでなく、バーストしたり、いつもは止まれる距離なのに止まれなかったりします。
安全面からもきちんとメンテナンスを行ないましょう。
Contents
タイヤの種類について
タイヤにはいろいろな形、溝の形状などが多くあります。
その中でも大きく分けて2種類、ラジアルタイヤとバイアスタイヤがあります。
ラジアルタイヤとバイアスタイヤは作りや形状が大きく違います。
ラジアルタイヤ
ラジアルタイヤはタイヤの溝を見た時、左右対称になっておらず、側面が柔軟な作りになっているため、安定して路面を掴むことができます。
得意なのは、舗装された路面での高速走行です。サーキットでのスポーツ走行や、パワーのある車両での走行に適したタイヤに使用されます。
バイアスタイヤ
バイアスタイヤはタイヤの溝を見た時、左右対称になっており、側面がラジアルタイヤより硬いという特徴があります。
その為、低速走行時の乗り心地が安定しており、街乗りや通勤車両などに適しています。
また、高速走行時の快適性や安定性はラジアルタイヤに一歩劣りますが、砂利道や道路環境が悪い場所ではバイアスタイヤが有利。
ラジアルタイヤより安価で購入する事ができます。
ご自身の使用用途でどちらが合ってるか選んでみてください。
タイヤの交換時期
タイヤの摩耗により交換するか、使用年数から交換するか、大きく2つが考えられます。
摩耗により交換する目安として、スリップサインという三角形のマークがタイヤの側面にあります。
そのマークをタイヤの溝に向けていくと溝の中に四角いブロックのような物があると思います。ブロックが溝からはみ出したらアウト!
はみ出す前に交換をお願いします。
あとはタイヤのヒビ割れです。多少のヒビは仕方ないのですが、ヒビが大きくなってくるとタイヤ内のワイヤーが飛び出してきたり、高速走行中にバーストして大きな事故に繋がる可能性もあります。
もう一つは使用年数。タイヤの側面にタイヤが生産された年月が記されています。
見方として写真のように4桁の数字があります。「3722」始めの37が製造年の37週目を表して、終わりの22が製造年2022年を表してます。
なので2022年の9月上旬に製造されたと分かります。
走り方や走行中の路面によって変わりますが、タイヤの寿命は3年〜5年または10,000km〜20,000kmと言われています。
3年も使用しているとタイヤが硬化していき、グリップ性能や高速走行での安定性が低下します。
私は走行距離が先に越えるので、3年経たずに交換する事が多いです。
安心してバイクに乗りたいですからね。
今回、私が選んだタイヤ ブリヂストン BATTLAX BT46
今回私が選んだタイヤについて紹介します。
ブリヂストンのBATTLAX BT46というバイアスタイヤに決めました。
交換は大好きなNAPSさんにお願いしました。
ラジアルタイヤのT32と迷いましたが、価格の面と攻めた走りをしないので長寿命、ウエット性能が高くツーリング向けのBATTLAX BT46にしました。
ちなみに前回はIRCのRX-02というバイアスタイヤ。とても安く、ツーリングタイヤにうってつけという事で使用してきました。
BT46に変えて1番驚いたのは、取り回しの軽さです。
転がり抵抗が低いのかバイクを降りて手で押した時の軽さが全然違いました。
感覚としては750ccのバイクと250ccのバイクの違いぐらいあり、駐輪場の出し入れや低速走行時の走りが特に楽になりました。
他のタイヤも履き比べてみたいのもありますが、リピートしてもいいくらい気に入りました。
いろんなタイヤを履き比べて、自分の走行にもバイクにもあったタイヤが見つかるといいですね。
また、タイヤは走行にとってとても大事なので、しっかり点検して安全に楽しいバイクライフをおくってくださいね。