ども~~~! 平日バイクライターの miller beck です。
2023年の干支は「うさぎ」ですね。
ということで鳥取市にある、うさぎにまつわる神社にKLX125でお参りに行ってきました。
その神社というのは、古事記の神話「因幡の白うさぎ」で有名な白兎(はくと)神社です。
神話の内容は・・・
淤岐ノ島(おきのしま)にいた白いうさぎが因幡の国に渡ろうとしたときに、自分だけでは海を渡れないのでワニザメに声をかけて「どちらの種族のほうが数が多いか比べてみよう。並んでみて」と嘘をつきます。
ずら~っと並んだワニザメの背中の上を通って、白いうさぎは因幡の国に渡ることができました。
騙されたことに怒ったワニザメは、白いうさぎの皮をはいでしまいます。
痛みでもだえていたうさぎの元に、美人で有名だった「八上姫(やがみひめ)」のもとに求婚に向かっていた「八十神(やそがみ)」達が通りかかります。
八十神達はおもしろがって、白いうさぎに「海水で体を洗って、山の頂上で日光と風を浴びていれば治る」と言います。
白いうさぎは言われたとおり実行しますが、痛みはますます酷くなっていきました。そこに八十神の荷物持ちをさせられていた大国主(おおくにぬし)が通りかかります。
かわいそうに思った大国主は「真水で洗って、蒲(がま)の穂の上で休みなさい」といい、実行すると治りました。
白いウサギは大国主に「あなたこそが八上姫と結ばれる神です」と予言し、実際に八上姫は八十神の求婚を断り、大国主と結ばれました。
この神話の舞台になったのが、白兎海岸にある白兎神社です。
神社の前にあるモニュメントが出迎えてくれます。大国主が白いうさぎに「真水で洗って…」と言っているシーンの再現ですね。
その横には、ピンクのポストがあります。八上姫と結ばれたエピソードから白兎神社は縁結びのご利益があると言われています。
ピンクのポストと言ったら、以前紹介した恋山形駅を思い出します。鳥取はピンクと縁深いですね。
恋が叶う?インスタで話題の鳥取「恋山形駅」に行き、愛車NINJA250Rと写真撮影
ポストの奥には、ワニザメの背中を渡ったシーンを再現しているスポットもありますよ。
参道を登っていくとすぐにこんな砂像が見えます。鳥取砂丘にある「砂の美術館」で有名なった砂像ですね。とっても幸せそうです。うらやましい(笑)
参道の両脇には、こんなにかわいいうさぎ達が並んでいます。
うさぎに乗っている石は社務所で購入できる「結び石」です。
「縁」と文字が入った石で、願いをこめて身に着けたり、うさぎの像に置くと願いが叶うとか。
手水舎(ちょうずしゃ)でも、かわいいうさぎが出迎えてくれますよ。
大国主に言われて体を真水で洗ったのがこの池の水とされています。なので「御身洗池」と呼ばれています。また「不増不減の池」とも言われます。
日照りが続いても、雨が続いても水位が変化しない池なんです。
理由は池の底は安山岩で出来ていて、岩なので水の逃げ道がない一方、池の一部分は「砂丘」になっていて染み出る部分もあるそうです。
NHKの人気番組「ブラタモリ」でも紹介されていましたね。
また、うさぎの体を治したということで、日本医療発祥の地の一面もあり病気治癒のご利益もあると言われています。
拝殿と本殿です。ここはうさぎが体を洗ったあと体を乾かした地と言われています。
本殿でぜひ見てほしい場所があります。
本殿を支えている柱の基礎石6か所に菊の紋章が彫刻されているのです。全国的にも珍しいそうで、神社創設が皇室と何らかの関係があったと言われています。
古事記に載っている神話なので、確かに皇室と関係がありそうです。
白兎神社の横には道の駅「神話の里白うさぎ」があるので駐車場の心配はありません。
歩道橋があって、そこから見える日本海は絶景ですよ。この白兎海岸が神話の舞台となった場所かと思うと、何かノスタルジーに浸ってしまいます。
鳥居のある島が、白いうさぎがいた淤岐ノ島と言われています。
道の駅から西へ歩いて3分ぐらいのところに穴場スポットの「白兎の丘」があります。
展望台からはまた別の日本海の景色を見ることができます。訪れる人はほぼいないので日本海の絶景を独り占めできるでしょう。
ご利益を力に、ぴょ~んと飛躍できる年にしてくださいね。
ぜひ神話の内容を詳しく知ってから、白兎神社を訪れてみてください。白兎神社付近にも楽しめるスポットがたくさんあります。
以前紹介した 日本最大の池、鳥取市の「湖山池」一周ツーリングで水と緑を堪能の湖山池もすぐそばなので、セットでツーリングがお勧めですよ。