兵庫県朝来市の天空の城「竹田城」と近代日本の史跡「神子畑選鉱場」にNINJA250R で行ってきた!

ども~~~!平日バイクライターの miller beck です。

今回は兵庫県朝来市にある、雲海で有名な「竹田城」と「神子畑選鉱場(みこばたせんこうじょう)」にNINJA250R で行ってきました。

Contents

竹田城

竹田城はテレビなどで雲海に浮かぶ城跡で紹介され「天空の城」として大人気となりました。

築城は不明な点が多いそうですが、戦国時代には播磨と但馬の国境を守る拠点となっていたそう。

山の中腹に無料駐車場があります。そこから城跡まで登る方法は3つ。

①途中までバスで行く(片道160円)
②途中までタクシーで行く(1メーター)
③歩いて登る

①②のバス、タクシーは同じ所で降りてそこから20分歩いて登る方法です。

僕は③を選びました。40分を覚悟しましたが実際は30分でした。

アスファルトで舗装された道を登っていきます。絶対に汗をかくのでインナーシャツの着替えを持っていくことをお勧めします。

僕はイヤホンで音楽を聴きながら楽しく登りました。頑張って登った入り口で入場料500円を払います。

山の頂上に残された石の要塞は圧巻の迫力でした。

最上段から見下ろす景色も最高です。

竹田城が有名になったのは、雲海に浮かぶこの姿ではないでしょうか。

この姿を見るには、国道312号を挟んで竹田城と反対側にある「立雲狭」と呼ばれる場所からどうぞ。

残っている石垣の全体像が、虎が臥せているように見えることから「虎臥(とらふす)城」の別名の所以がよく分かります。

神子畑選鉱場

次に向かったのは、国道312号を南下して国道429号を進んだところにある「神子畑選鉱場」です。

ここはバイク雑誌「Motorcyclist」で2024年4月18日から7月21日まで開催されているZHSR(絶景ハントスタンプラリー)の絶景ポイントになっている場所です。

国道312号は国道ですが、山の谷間を縫うように走る気持ちのいい道です。信号もありません。

そんな山の中にいきなり要塞のような建物が出現します。

異世界に迷い込んだような気持ちになりますよ。

選鉱場とは、山で採掘された様々な鉱物を種類別に分ける工場です。

この地域一帯は生野銀山など鉱山が分布しており、戦国時代から金、銀、銅、鉛、錫(すず)が発掘されていました。

1909年に優良な錫鉱山が発見され、1919年に大規模な選鉱場が完成し、規模、生産量とも東洋一の選鉱場と呼ばれたそう。

最盛期はおよそ3,000人が働いていて24時間稼働しており、山の中でここだけが煌々と電気がついていて「不夜城」とも呼ばれていたそうです。

ここは隣町の明延鉱山で採掘された鉱物が運ばれていた場所です。併設されている資料館に当時のジオラマがあります。

左に見えるのが明延鉱山です。そこから山をぐるっと回ってここ神子畑に運ばれてきます。ものすごい規模です。

当時のレール跡も見えます。

1987年に明延鉱山が閉山となり、神子畑選鉱場も閉鎖となりました。

2004年までは、選鉱場の建物も残っていましたが解体され現在の姿となっています。

資料館や当時使われていた列車の車両なども展示されており、歴史を詳しく知ることができますよ。

全国放送のテレビ番組でも紹介され、当時の機械などがそのまま放置されていたりします。

とってもノスタルジーな気分になります。

おわりに

この一帯は国道であっても信号も少なく、バイクで走るには最高の道ばかりです。

竹田城で戦国時代の空気を、神子畑選鉱場跡で近代化を目指していた当時の空気を感じてみてはいかがでしょうか。