ども~~~! 平日バイクライターのmiller beck です。
もうすぐバレンタインデーですね。
今回は鳥取県八頭(やず)町智頭(ちず)にある、智頭急行智頭線の「恋山形(こいやまがた)」駅にカワサキ NINJA250R で行ってきたときのレポートです。
行ってきたのは1月の雪がない日。雪が積もることもあるので天候はご確認くださいね。
百聞は一見に如かず、見てもらえれば異世界感が分かります。
これが駅? なんでピンク?
僕も初めて訪れたときには、頭の中は「ハテナマーク」だらけで、脳内処理がちょっこし追いつきませんでした(笑)
この不思議な駅は鳥取県、岡山県、兵庫県などが出資している第3セクター鉄道「智頭急行」の無人駅のひとつなんです。
鳥取県八頭町智頭の国道373号沿いにあります。
お気づきでしょうか。
入り口の橋からもうピンクです(笑)入口が分からないことは絶対ないと思いますよ。
進んでいくとこんな看板が高々と掲げられています。
否が応でも気分が盛り上がっていきますね。
そして駅舎の目の前の坂は「恋ロード」と呼ばれる、これまたピンクの坂があります。
この坂を上っていくと駅に到着です。
駐車場の壁には、こんな大きなハートマークのイルミネーションがあります。
この日はラッキーなことにイルミネーションが点灯していて、バイクと一緒にこんなに綺麗に撮れました。
ハートに運命の矢が刺さっています。
過去に僕には運命の矢が刺さったことはあるんですが、相手には刺さっていなかったようで(泣笑)
可能な方はぜひ恋人と一緒に写真を撮ってくださいね。
ピンクはホームの外装だけでなく、内装も全面ピンクです。ホームの番号看板もハート型でした。
これでもかっ!てなぐらいハートマークが散りばめられていて、かわいいキャラクターもいました。
駅名が記された駅名標もハート(笑)
山の中へ進んでいく線路がとっても風情があるんですが、フェンスもミラーの柱もピンクで、どうしてもそっちに目が奪われてしまいます。
とっても趣がある風景に溶け込み・・・ませんっ(笑)
「恋山形駅」の由来はなんなのか?
この駅は1994年に設置されました。
当初はここの地名「山形」と鳥取の旧国名である「因幡(いなば)」と合わせて「因幡山形」の予定だったそう。
しかし、地域住民の要望で「恋山形」に変更されたそうです。
たくさんの人に来てほしいという願いを込めて「来い山形」にかけて「恋山形」になったのだとか。
そして、なぜピンクなのか?
2013年に全国にある駅名に「恋」がつく4駅が連携して、地域活性化を目的としたプロジェクトである「恋駅プロジェクト」の企画で恋山形駅はピンクを前面に押し出したそう。
ちなみに残り3駅は、北海道室蘭市にある「母恋(ぼこい)駅」、岩手県大船渡市にある「恋し浜駅」、東京都国分寺市にある「恋ヶ窪(こいがくぼ)駅」です。
恋山形駅のホームには、これまたハート型の絵馬を奉納できる場所もあります。
ここには「恋が叶う鐘」もあります。
ロンリーライダーの僕は「しっかり」鳴らしてきましたけどねっ!
このハート型の絵馬は、駐車場にあるジュースの自動販売機で購入できますよ。
そして「恋ポスト」なるものも設置してあります。
ここに投函された手紙は、地元の郵便局である「山形郵便局」に届けられてハート型の風景印を押してもらえるようですよ。
とっても風情ある風景印です。ここで投函すればもしかして恋が叶うかも?
恋ポストの下にもこんなハートが散りばめられています。こういう細かいところまでこだわった遊び心がいいですね。
手作り感溢れるプランターにもハート型がありました。
「来い山形」→「恋山形」の駅名の通り、たくさんの人が来てくれるようになったわけですが、「もてなしたい」という心が一番伝わってきて感動したのがこのプランターでした。
これだけ写真映えする駅が、ひっそりとした山の中に「異世界感」をただよわせて隠れています。
バイクと一緒に撮れば普段のバイク写真とはかなり違った雰囲気になること間違いなしです。
国道沿いにあるので、簡単に訪れることができますよ。
山陰へツーリングする際にはぜひ目的地のひとつに入れてみてください。
バレンタインデーも近いので、バレンタインの成功祈願に絵馬を奉納して、ラブレターを恋ポストに投函すれば恋愛成就間違いなしっ!?